製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるために、
タブレット端末を導入するなどしてペーパーレス化に取り組むケースも多く耳にします。
関東圏に工場を有する製造業A社もそんな企業の1つです。
担当役員の“鶴の一声”で、突然はじまった同社のデジタル化&ペーパーレス化プロジェクト。
ITは大の苦手という現場責任者タカハシ課長に、悪戦苦闘の数ヵ月を振り返ってもらいました。
ある日突然、担当役員に呼び出され「ウチの工場もDXだ。タブレットを導入して、
まずはペーパーレスからだ」と告げられたタカハシ課長。紙での業務に慣れた現場は、
嫌がるだろうな…と思いつつ、しぶしぶインターネットで調べてみることに。
失敗例も数多く、そんなに簡単ではないことがわかりました。
プロジェクト本来の目的は、現場が抱える様々な課題をデジタル化によって解決し、“あるべき姿”に近づくこと。ところが、いつの間にかゴールがペーパーレスになってしまい、「紙はなくなったけれど、データ活用が全然進んでいない」という本末転倒な事態に陥っている企業も少なくないようです。現場のストレスが増えるだけで、デジタル化によるメリットがないのでは、あまり意味がありません。
「とりあえずペーパーレス化して、データ活用はデータがある程度貯まってから考える」という段階的アプローチも要注意です。あくまでも課題ありきで、その解決に向けて必要なデータを集めるべきです。目的もなく、蓄積されたデータは、いざという時に使えない!ということが多いもの。タブレット端末やサーバーなどの投資が、ムダになってしまいかねません。
逆に、ペーパーレス化で終わることなく、
課題解決につなげた企業の事例について、成功の秘訣を探ってみたところ、
いくつか共通するポイントが見えてきました。
ペーパーレスは、課題解決のための手段でしかなく、目的は、あくまで現場が抱えている課題の解決にあります。課題を明確化することで、初めて「本来どうあるべきか」「どうなりたいのか」を考えることができ、取るべきデジタル化の手法が見えてきます。そのため、まずは課題とデジタル化の目的を、明確にすることが重要です。
タブレット端末の導入など、インプット面に偏ったペーパーレス化はNGです。むしろ、入力データをどのように活用するか、アウトプット面に注目して取り組み、デジタル化による課題解決を目指すべきです。
製造現場のペーパーレス化について、失敗のパターンと成功のポイントを
学んだタカハシ課長。早速それを、自社の現場にあてはめて、
解決したい課題を洗い出し、ありたい姿(理想)をまとめました。
「明確化した課題」を解決するITツール
ITは大の苦手というタカハシ課長。
同期入社の情報システム課長の協力を得て、仕組み(ITツール)に求められる3つのポイントを
まとめ上げ、最終的に、その要件を満たすソリューションとして「mcframe RAKU-PAD」を選定しました。
インプットではタブレットでの入力を支援するツール(ソフトウェア)を、アウトプットでは別のBIツールを導入する場合、タブレットで入力したデータをBIツールに読み込ませるためのプログラム開発が必要になります。入力項目の変更や追加にともなうプログラムの改修など、余計な工数やコストがかかるため、インプットからアウトプットまで、シームレスにカバーするワンストップソリューションが理想的です。
新たなデータ取得が必要になった時、自分たちで入力項目を追加できなければ、外部のSIベンダに外注したり、社内の情シス部門に依頼するしかありません。いずれにしても迅速な対応は望めず、特に、前者の場合は、外注コストが発生してしまいます。思い立った時に、現場で(自分たちで)入力項目の追加、変更などの改定作業ができれば、コストを気にすることなく、PDCAサイクルを高速で回してカイゼン活動ができ、他業務への横展開で投資対効果を積み上げていくこともできます。
多様なデータ活用のニーズに、対応できる仕組みであることも重要です。単にタブレットで入力し、そのデータを活用するだけではなく、センサで取得した製造装置や検査機器などIoTデータの活用や、ERPや生産管理といった基幹システムとの連携など、全社DXに向けたステップアップが期待されるためです。将来的に、ほかの仕組み(システム)と柔軟かつ容易に連携できる接続性・拡張性が求められます。
ITツールに必要な要件を整理したタカハシ課長は、
検討の結果mcframe RAKU-PADの導入を決めました。
RecordingとAnalysis Dashboardの2ツールの組み合わせで、インプットとアウトプットをデジタル化&ペーパーレス化。現行帳票イメージはそのまま、タブレットを使ったデータ入力でペーパーレス化しつつ、QC7つ道具のグラフや進捗管理表など、製造現場が必要とするデータ分析・活用をワンストップで提供。幅広い現場業務のデジタル化を支援します。
mcframe RAKU-PAD 「mcframe RAKU-PAD
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RAKU-PADの概要、機能、画面イメージ等を記載
RAKU-PADの機能一覧とその詳細説明を記載
※「今すぐダウンロード」を押しても画面が切り替わらない場合は「*」付の必須項目が埋まっているか、ご確認ください。