メインフレームでがっちり構築された大規模システムを mcframeをシステム基盤として採用し、様々な苦労の後、刷新に成功した事例。 プロジェクトメンバーの選出、業務部門との調整、そしてプロジェクトの体制や 進め方について興味をお持ちの方、 是非お読みください。
複雑・肥大化した基幹システム――。温水機器で日本を代表する企業、ノーリツは、ある壁に直面していた。個別最適化を繰り返し複雑化した同社の基幹システムは、かつてその刷新プロジェクトに「頓挫」という苦難をもたらしたのである。その苦い経験を経て、ノーリツは再び基幹システムの刷新に挑むことになる。二度と同じ失敗は許されないプロジェクトだ。そこに集まったメンバーのプロジェクトに対する思いと挑戦の軌跡を辿る。
兵庫県神戸市。温水空調分野を中心とした住宅設備機器メーカーのノーリツが本拠地を置く場所だ。1951年の創業以来、ノーリツはこの拠点から革新的な給湯機器や温水暖房機器を世に送り出してきた。これらの機器で日本を代表する企業として知られている同社は、ほかにもキッチンやバスルーム関連機器、ガスファンヒーターなども手がけるなどして事業を拡大。いまでは海外事業の継続拡大にも取り組んでいる。そのノーリツの情報システムを支えているのがIT推進部だ。2018年現在、部長の内山寿夫氏を筆頭に34名が所属している。「会社に役立つITを作るのが、IT推進部の役目」と穏やかな面持ちで話す内山氏だが、当時、肥大化・複雑化した基幹システムを保守していた担当メンバーは属人化され、大きな負荷と戦っていた、と振り返る。
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